GM : ではエンディングフェイズを開始します。
御門 ヒサコ : はいー。
筒形 クルミ : オケイ。
GM : まず上泉、榊原、安達ヶ原、岡野の動向からいきますか。
御門 ヒサコ : 了解。
上泉 イチズ(GM) : 上泉 イチズは 「少しうつつを抜かしてしまったかな。修行が足りんようだ」 と、これまで以上に武の道に、その身を捧げるようになります。
榊原 オウジ(GM) : 「ふん。この学園を変える方法は、ほかにも色々ある。次は生徒会選挙だな」 また新たな陰謀を計画し始めます。
GM : 安達ヶ原 メイコは学園から姿を消します。 学園で彼女の姿を見たものはいなくなります。
GM : 岡野 ヨウタは「金羊館」の貴賓室でプライズ「覇王眼」を手に入れます。
GM : 御門 ヒサコさん。
GM : どのようなシーンにしますか?
御門 ヒサコ : う~ん。
御門 ヒサコ : それでは、また策謀を巡らせ始めたオウジさまを遠めにみながら、クルミさんとのシーンをしたいと思います。
GM : クルミさんはいいですか?
筒形 クルミ : 了解 大歓迎よ。
GM : どうぞ。
御門 ヒサコ :
カフェテラスから、相変わらず女子生徒に囲まれている榊原を見てため息をつく。
「……わたくし達の頭になる、と大口を叩くわりに自身が狙われていた事にも気づいていないですのね……あの男」
御門 ヒサコ : 「クルミさんが協力してくださったから、撃退できたものの……呑気な男ですわ」
御門 ヒサコ : 傍で一緒にいるクルミを見て微笑み「また一緒に踊りたいものですわ。今度は平和に」
筒形 クルミ : 『だな! 次回がありゃ、次はペア組んでやってもいいぜ! ――気が向いたらな!』
御門 ヒサコ : 「うふふ……貴女と岡野さんの仲に割りいるつもりはありませんわよ。わたくし、フラれてしまってますもの」
筒形 クルミ : 『ちょ、ン、馬鹿……(照)。ヨータくんとはまだそんな関係じゃ……まだな!』
御門 ヒサコ : 「あらあら……岡野さんが寂しがりますわよ。もっと積極的でもいいくらいですわ」
御門 ヒサコ : 「来年があるなら……今度はドレスはわたくしに選ばせてくださいな。ドレスアップを任せてくれたら、それで十分満たされますわ」
筒形 クルミ : 『いーなソレ! ミカドちゃんのセンスなら外れクジ無し確定だ!』
御門 ヒサコ : 「そういって頂けるなら、今からデザイナーを探さなければ!採寸はちゃんと来てくださいね」
筒形 クルミ : 「………………」
筒形 クルミ : 「……ねぇ、ヒサコちゃん…………」
御門 ヒサコ : 「なんですの、クルミさん」
筒形 クルミ : 「…………積極的に…って、どうすれば………………ぃいの?」
筒形 クルミ : 「ぃサコちゃん…………経験…………ほーふそぅ………だから。教えて………?」
御門 ヒサコ : 「うふふ……わたくしにそれを聞いていいのですの?」
筒形 クルミ : 「こ、こんなこと………………ヒサコちゃんにしか………………聞けないょ……」
御門 ヒサコ :
「たとえばこうやって……見つめあったらこうやって……」
そう言って、目と目を合わせて、そっとその頬に手を添える。
筒形 クルミ : 「!! ………………あ、ぁう」少し鼻血が出る。
御門 ヒサコ :
「相手が嫌がっていなければ……いえ、きっと岡野さんはいやがりませんわ。そっと顔を寄せて……」
とクルミに顔を近づけ……。
御門 ヒサコ : その頬にチュッとキスをします。
筒形 クルミ : 「こ、こここ………これを………………わたひが………やるの………………!?」
御門 ヒサコ :
「ふふふ……岡野さんにみつかったら怒られてしまうかしら」
真っ赤になったクルミから手を離し。
御門 ヒサコ :
「あら?口づける場所はどこでもかまいませんのよ?わたくしは……遠慮いたしましたけど」
くすくすとおかしそうに笑って、平然と紅茶を1口飲む。
筒形 クルミ : 鼻を拭い「…………ぅうん。ヨータくんは怒らない…………よ。………………怒ったって………私が、ヒサコちゃんに…………手出しさせないから」
筒形 クルミ : 「………ヒサコちゃんは………私の幼馴染で………世界で1番大事な」
筒形 クルミ : 「親友………なんだ、もん」顔を伏せる。
御門 ヒサコ :
「……そう、言って下さるだけで……色んなものが報われますわ。わたくしは幸せですわね」
一瞬寂しそうにしながらも、にっこりと笑顔をみせる。
筒形 クルミ : その言葉を聞いて顔を上げる。嬉しそうな笑顔を浮かべていることでしょう。
御門 ヒサコ :
「さぁさぁ、そろそろ岡野さんの補習も終わる頃でしょう?お迎えにいって差し上げてはいかがかしら」
そうクルミを促し、自身も立ち上がる。
筒形 クルミ : 『へへっ、そんじゃオレ様たちはこれにてドロンするぜ! バイビー! ミカドちゃん!』手にマペットを嵌め直し、いつもの無表情に戻り席を立つ。
御門 ヒサコ :
「えぇ、また」
手を振って、クルミの姿が見えなくなるまで見送ると、そっと手を胸に当て。
御門 ヒサコ :
「……初恋は報われない……そう聞きますが、本当ですわね」
誰もいないカフェテラスの一角で、そっと落ちた雫は誰にも見られないまま。
ヒサコもその場を立ち去ります。
GM : ありがとうございました。
筒形 クルミ : パチパチパチパチパチパチパチ。
GM : ではクルミさんどうですか?
筒形 クルミ : では、今のシーンから続きで。登場は岡野くんよろしくお願いします。
岡野 ヨウタ(GM) : 「……ウッス」
筒形 クルミ :
カフェテラスを飛び出し、補習を終えたヨウタ君を迎えに教室へ行きます。
そこには疲弊した様子の彼が待っていたことでしょう。
筒形 クルミ : 『よ^~~~マイダーリン! 随分こってりと絞られたみたいなァ!』
岡野 ヨウタ(GM) : ヨウタは手の中の「覇王眼」をもてあそびながら壁によりかかっています。
筒形 クルミ : 『そんなトコで黄昏てねーでさっ』片方の手を、おずおずと掴み『折角だから、散歩でもしながら話そうぜ』
岡野 ヨウタ(GM) : 手を取られるとちょっとビックとするのですが、すぐに力強く握ります。
岡野 ヨウタ(GM) : 「わ、わかった・・・」
筒形 クルミ : 教室を出て、二人は歩き出す。
筒形 クルミ : 『(あわわ………………治まれ心臓^~~)』
筒形 クルミ : 『……そんでどーよ? 一族の悲願だったんだろ? ソレ』手元のプライズを見ながら。
岡野 ヨウタ(GM) : 「そうだなあー。うちの家宝らしいんだ」
岡野 ヨウタ(GM) : 「決して権力者に渡したらいけないんだとよ」
筒形 クルミ : 『万々歳じゃん。この度めでたく、覇王眼は岡野一族の元に帰還、これからも悪用されることはなくなるってワケだ』
筒形 クルミ : 『それなのに、どーーしてそんな、所在なさげにしてるワケ?』
岡野 ヨウタ(GM) : 「なあ、筒形さん…」
筒形 クルミ : 『クルミ』
岡野 ヨウタ(GM) : 「く、クルミ……」
岡野 ヨウタ(GM) : 「ン」
筒形 クルミ : 『………………んんまぁギリギリだが合格としてやろう。お情けでな』
岡野 ヨウタ(GM) : ちょっと明後日を見ている。
岡野 ヨウタ(GM) : 意を決してクルミさんに向き合うよ。
岡野 ヨウタ(GM) : 顔は夕方のセピアに染まっている。
岡野 ヨウタ(GM) : 「なあ、もしく、クルミ……さんがよければ……」
岡野 ヨウタ(GM) : 「もしよければだけれども」
岡野 ヨウタ(GM) : 言い淀む。
筒形 クルミ : 「………………ぅん」
岡野 ヨウタ(GM) : 「この覇王眼を一緒に守ってくれないだろうか……」
岡野 ヨウタ(GM) : ヨウタはいっぱいいっぱいな顔をしている。
筒形 クルミ : 「……っ」意を決して、握った手を引っ張る。
岡野 ヨウタ(GM) : よろめく。
筒形 クルミ : 目測は岡野くんの頬。しかし、身長の差から……。
筒形 クルミ : 首筋に、キスをしてしまう。
筒形 クルミ : 「っ~~………………!!」
岡野 ヨウタ(GM) : 「!」
岡野 ヨウタ(GM) : 顔はすでに真っ赤だ。
筒形 クルミ : 「………………よ……ヨウタくん………………ぁのね」
筒形 クルミ : 「私………………私ね」涙を滲ませながら、扉を開ける。
岡野 ヨウタ(GM) : 「…う、うん」
筒形 クルミ : そこは、金洋館の3階テラス。眼下には校庭を歩く生徒たちの様子が賑々しい。
筒形 クルミ : 最初から、散歩の目的地は……ここだった。大きく息を吸い込み、告げる。
筒形 クルミ : 「――わたしは!」
筒形 クルミ : 「高等部二年生! 白朮寮(びゃくじゅつりょう)所属! 岡野ヨウタくんのことが!」
筒形 クルミ : 「――だいすきです!!」
筒形 クルミ : 「これからも……ずっとずっと!! ずぅーーーっっと! いっしょーー一緒に!! 居ます!」
岡野 ヨウタ(GM) : 「オレも!お前のことが!好きだ!!」
岡野 ヨウタ(GM) : 「筒形 クルミさん。いっしょに隣を歩いてくれ!」
岡野 ヨウタ(GM) : そう言って抱きしめます。
筒形 クルミ : 「――はいっ………………!」涙をこぼしながら。
筒形 クルミ : 目をつむる。
GM : そっとくちびるに何かがさわる。
筒形 クルミ : ここで月夜杯の優勝した効果で私とヨウタは【愛情】の【感情】を互いに結ぶ。
筒形 クルミ : 夕日が照らす金洋館の輝きを、生徒たちの声援が讃えるなか。
筒形 クルミ : 重なった二つの影は、いつまでも離れることはなかったのでした。
(おしまい)