GM : 第2サイクルからパートナーの申し込み方法を公開します。
GM : 同じシーンに登場しているNPCに対してパートナーになってほしいと「申し込む」ことができます。
GM : 誰ともペアを組んでいないNPCは申し込みを承諾します。
筒形 クルミ : 了解です~。
御門 ヒサコ : 了解しました。
筒形 クルミ : では第2サイクル目を始める前に、御門さんに交渉の申し込みと参りましょう。
御門 ヒサコ : はい、どんとこい!
筒形 クルミ : 御門さんの仰る方の秘密探って来ますんで、岡野くんの秘密ください!! (曇りなき土下座)
GM : DOGEZA! それは奥義! 相手の優しさを顕わにする禁断の技!
御門 ヒサコ : うーん、岡野くんにペア申し込みしようとおもってたのですが、それでもいいですか?
筒形 クルミ : 構いませんよ。
御門 ヒサコ : それなら、OKですよ~。
御門 ヒサコ : 【秘密】次第で、申込先かわるかもですが……(ぼそり)
筒形 クルミ : では誰の【秘密】を探って来ましょうか?
御門 ヒサコ : では、榊原くんの【秘密】を探ってもらえますか?
筒形 クルミ : 了解で~す。
筒形 クルミ : では先手を希望。
御門 ヒサコ : ですね。
筒形 クルミ : シーン表です。(コロコロ)……6。
シーン表:学生寮の1室。モダンな内装が設えられ、綺麗に整理整頓された部屋は快適そうだ。よく見ると住人の趣味や性格が見えてくるようだ。
御門 ヒサコ : 個室!
GM : どなたを登場させますか?
筒形 クルミ : シーンの登場者は御門さんと岡野くん、榊原くんでお願いします。
御門 ヒサコ : はーい、出ます!
岡野 ヨウタ(GM) : 「わかったぜ」
榊原 オウジ(GM) : 「ボクでいいのかい?」
筒形 クルミ : 学生寮の1室で良いなら、雑談室のようなオープンスペースでもいいかな?
榊原 オウジ(GM) : 「せっかくだからボクの寮へおいでよ」
筒形 クルミ : 『金持ちの寮……コイツは山吹色の匂いがプンプンするぜーッ!』行きます。
GM : 榊原オウジの寮は豪華な内装をしています。
御門 ヒサコ : 榊原の部屋へ行くと聞いて、心配してついていきます。
岡野 ヨウタ(GM) : 「ふえー。なんだこりゃ……」
御門 ヒサコ : 「ふん……無駄にお金をかけた部屋です事」
岡野 ヨウタ(GM) : 「この燭台持って帰ってもいいかな」<クルミさん。
筒形 クルミ : 『バレへんバレへん』
岡野 ヨウタ(GM) : 「よっしゃー」
筒形 クルミ : 『おっ、娯楽室あんじゃーん。折角だし遊んで行こうぜ!』
榊原 オウジ(GM) : 「いいですよー」
GM : では遊戯室にて。
御門 ヒサコ : 「ふふ……いいですわね。何をして遊びましょうか」
筒形 クルミ : 『ここには4人のプレイヤーが揃っている……ならば、やることは1つ!』
筒形 クルミ : 『――麻雀で勝負!』
榊原 オウジ(GM) : 「なるほど、受けて立ちましょう」
岡野 ヨウタ(GM) : 「勝ったやつはオゴリな?」
御門 ヒサコ :
「麻雀、好きですわね。クルミさん。お陰ですっかり覚えてしまいましたわ」
すちゃっと席に着く。
GM : なお、牌は無く学生らしくカード麻雀です
筒形 クルミ : 『賭けるものはお金と言いたいところだけど、それだとオウジくんやミカドちゃんはつまんないじゃん? 元からお金持ちだし』
筒形 クルミ : 『だからここは、”自分の【秘密】”でどうかい?』それぞれメモの紙片とペンをを3人の前へ滑らせる。
岡野 ヨウタ(GM) : 表情が消える。
御門 ヒサコ :
「いいですわね……。受けて立ちますわ」
にっこり笑って、紙へペンを走らせる。
筒形 クルミ : 『各々が1番知られたくない【秘密】をそこに書きな! 1番最初にトんだ(0点になった)ヤツがそれをバラされるのさ!』
榊原 オウジ(GM) : 「いったい何のことだい」
御門 ヒサコ : 「あら?怖気つきましたの?榊原さん」
筒形 クルミ : 『おやおやぁ? ここには女性より意気地のないチキンboyしか居ないのかい? 男なら秘密のひとつやふたつ、ドンと張らんかーい!』
岡野 ヨウタ(GM) : 「ち、わかったぜ! オレも男だ! やってやるぜ」
榊原 オウジ(GM) : 「わかったよ。しかたないなあ」
筒形 クルミ : 『――グッド!』
筒形 クルミ : 『じゃあ早速……オープンザゲームッ!』この学園にはディーラーも自動でこなす機械が、卓それぞれに配置されている。
筒形 クルミ : 『(FUFUFU……ばかめ! 勝敗は既に、卓が成立した瞬間から終わっているのサ!)』
筒形 クルミ : 『(=オモヒカネシステム= 学園の機器制御中枢にアクセス……ATTACK.ATTACK……HACK.COMPLETE)』
榊原 オウジ(GM) : 「(勝敗は卓が成立する前に終わっていたのさ。不明基金は榊原の資本が入っている。今、融資を引けばどうなるか……)」
筒形 クルミ : 思念により機械を意のままに操るオモヒカネシステムを使い、ゲームを意のままに操りオウジくんをトばそうとする、が……。
筒形 クルミ : 『(ナニコレ……機械言語で、私個人へのメッセージが学園の中枢に仕込まれてる!?)』
筒形 クルミ : 『(まさか……私が雀卓をハックすることまで読んで……!)』
GM : 筒形クルミさんの背景「人質」が発動。
GM : セッション中に1度だけ、メインフェイズにGMが指示する行動を行わなければならなりません。
GM : このシーンの筒形クルミさん行動は榊原オウジへの感情判定にしてください。
御門 ヒサコ : おおっっと!
筒形 クルミ : 了解です。
筒形 クルミ : 『……』順調にカードを切っていた手が、突然止まる。
筒形 クルミ : 『……何か、喉が渇いたなァ。SPちゃん、お茶持って来て~』
筒形 クルミ : ミカドさんのSPをアゴで使おうとする部外者一般シノビ。
SP(御門 ヒサコ) : 「……お嬢様も喉が渇いていらっしゃるでしょうから、ご一緒にお持ちしますね」
筒形 クルミ : 優秀なミカド家のSP すぐに人数分の紅茶を用意し持ってくることでしょう。
SP(御門 ヒサコ) : そういって、クルミに使われるのにも慣れた風に飲み物を取りに行く。
筒形 クルミ : SPが紅茶をテーブルに配置する動きで出来た影を利用して、全員がこれから引くカードをすり替える。
筒形 クルミ : ――総流局。誰も持ち点を失わず、ゲームが御破算となるように。
筒形 クルミ : 『……第4局も流局、だな。結局トビは無しか』
御門 ヒサコ : 「そうね……珍しい展開だったわね」
岡野 ヨウタ(GM) : 「なんて、偶然だ、勝てるはずだったのに」
御門 ヒサコ : 「もっと仕掛けてくるかとおもったわ、クルミさん」
筒形 クルミ : 『オレ様だって、たまには正々堂々真剣勝負を楽しみたい日だってあるのかもしんねーぜ』
御門 ヒサコ : 「ふふ、そういう事にしておきましょうか」
筒形 クルミ : そう言いながら、右手のマペット、クルミンは目線はオウジくんをぎろぎろ睨みつけている。
榊原 オウジ(GM) : 「すばらしい日にあたったようですね」涼しい顔をして。
筒形 クルミ : しかし、表情筋の活動もカットしている為、ただ見つめているだけに見えることでしょう。
筒形 クルミ : ゲームの結果を御破算に追い込む手法としてイカサマをやりおおせた《手練》で、オウジくんと感情判定をします。
GM : はい。
筒形 クルミ : (コロコロ)……成功。
筒形 クルミ : ふー。
筒形 クルミ : 「感情表」を振るよ。(コロコロ)……【忠誠】か【侮蔑】。
榊原 オウジ(GM) : 「感情表」は(コロコロ)……【忠誠】か【侮蔑】だね。
榊原 オウジ(GM) : 「ふふ、同じですね」
筒形 クルミ : 『いけしゃーしゃーと言いやがる。”立場”は同じじゃねーよ』
筒形 クルミ : 権力者はこれだから……! 【侮蔑】を取ります。
榊原 オウジ(GM) : ではボクも【侮蔑】で。
筒形 クルミ : では、ついでに紅茶に仕込んで置いた利尿剤を使って、オウジくんとヨウタくんだけ退席させます。
榊原 オウジ(GM) : 「ちょっと離席します」
岡野 ヨウタ(GM) : 「トイレトイレ」
筒形 クルミ : 『…………』
筒形 クルミ : 『……ヤクザこぇえ……』
御門 ヒサコ : 「何かありましたの?」
筒形 クルミ : 『…ああ、ミカドちゃんには話してなかったっけ』
筒形 クルミ : 『”不明基金”って知ってるでしょ? 華僑や華人が運営する、チャイニーズマフィア』
御門 ヒサコ : 「えぇ……物騒な連中ですわよね」
筒形 クルミ : 『……ウチの会社、そこからカネ借りてんの』
御門 ヒサコ : 「!!」
筒形 クルミ : 『親会社が不明基金のクレジット会社でさ……気付いた時には、親がけっこーな額借りてた』
御門 ヒサコ : 「そこまで経営が悪化していたなんて……相談していただけたなら、父も決してそんな事態を見過ごしませんでしたのに……」
筒形 クルミ : 『仕方ないしょうがない。御門家から援助貰ったって、どっちみち返すアテなんかないし』
御門 ヒサコ : 「最近、学業を横において忙しそうにしていたのも、そのせいですの?」
筒形 クルミ : 『そだよ。脳みその普段使ってない所から、身体の普段使ってない所の機能まで使い倒して、プログラミング構築の仕事を回してる』
御門 ヒサコ : 「父は筒形家に並々ならぬ想いをもっていますわ。それが良い事かはわかりませんが……正々堂々とやり合えない環境は御門家の望む所ではありませんもの」
筒形 クルミ : 『……同情憐憫、大いに結構じゃん。それで月夜杯のメチャ莫大な賞金が手に入るならさ』
筒形 クルミ : 『ねぇ……私が経済的弱者なのはわかってるでしょ。だからさ』
筒形 クルミ : 『……手加減、してよ。意図的に手ェ抜いて、私を勝たせてよ』
御門 ヒサコ :
「……同情はしません、わ。それは貴女を、筒形家を侮辱したも同然」
ちょっと寂しそうに笑って「これが、パートナーの申し込みなら、喜んで全力をもって支えると言いたい所ですが……大会で手を抜くのは、参加する全ての人への侮辱ですわ」
筒形 クルミ : 『……チッ。あーあ、やっぱミカドちゃんはカッコイイなァ』
筒形 クルミ : 『同情引いて情報引き出そう作戦、だーいしっぱーい』
御門 ヒサコ :
「同情はしません、これは私の好意からの発言ですから……それは間違えないで下さいね」
そう言って、岡野くんと安達ケ原さんの【秘密】をクルミさんに渡します!
筒形 クルミ : やったぜ!!!!!!!!!!!!!!!!
GM : なるほど。
筒形 クルミ : 受け取ります。
GM : では【公開情報】となります。
実はあなたの一族には「覇王眼」と呼ばれる家宝が伝わっていた。しかし、過去にある忍者に奪われ、今は「金羊館」の特別貴賓室に隠されている。
あなたの【本当の使命】は、優勝して特別貴賓室に入り「覇王眼」を取り返すことだ。
あなたは【判定妨害】の奥義を持っており、自分に何らかの忍具をくれたキャラクターに心を開く。
実はあなたは、人間社会に混乱をもたらそうとする危険分子「夜獣の裔(やじゅうのすえ)」の一員だ。あなたは結社から「月夜杯」の舞台上で、榊原オウジを暗殺せよという忍務を受けている。
あなたの【本当の使命】は、榊原オウジを暗殺することである。榊原オウジは以下のいずれかの条件を満たすと暗殺される。
・榊原のペアが脱落したとき、まだあなたが戦場にいる。
・あなたが榊原とペアを組む。
あなたは【範囲攻撃】の奥義を持っており、自分と同じような危険分子のキャラクターに心を開く。
御門 ヒサコ :
「……お礼は、危険分子の排除を手伝ってくださる事で構いませんわ」
そういって、一時の共同戦線を持ちかけます。
筒形 クルミ : 『う”う”う”……あ”り”か”と”お”ミ”カ”ドち”ゃ”ぁ”ん”……』
御門 ヒサコ : 「ふふ……貴女の役に立てたなら、わたくしは本望ですわ」
GM : なお、PC間でもペアを組むことは可能です。
筒形 クルミ : へーー。
筒形 クルミ : 「…………ぃサコ……ちゃん」かすれた声で。
御門 ヒサコ :
「! ……なんですの、くるみさん」
久々に聞く生の声に、耳を傾ける。
筒形 クルミ : 「これ……ぁげる」クルミンとは別の、クルミンの姿をしたマペットを差し出す。
筒形 クルミ : 中には忍具「忍細工」が1個入っています。
御門 ヒサコ : 「! ありがとうございますわ……クルミさん」
御門 ヒサコ : 忍具「忍細工」を受け取ります。
筒形 クルミ : 「私も……ね……ほんとは…………」
筒形 クルミ : 「………ぅうん……………まだ………ないしょ」
筒形 クルミ : 『――ここから先は有料会員限定だ! 続きは自分で調べるこった!!』マペットでの会話に戻り、席を立つ。
御門 ヒサコ :
「……貴女が話してくれるの……いつまでも待ってますわ……」
席を立つクルミを見上げて。
筒形 クルミ : そのまま弾丸の如く部屋を飛び出します。
筒形 クルミ : 部屋を飛び出し、校庭の外れに息を切らせながら着く。
筒形 クルミ : そこには、トイレに行ったはずの岡野ヨウタ君が待っていました。
筒形 クルミ : そう、麻雀大会の秘密記載用に渡したメモ。彼にだけは2枚の紙を渡していたのです。2枚目の紙には、ここに来るように記載しておきました。
岡野 ヨウタ(GM) : 「よう。汗だくだな」
筒形 クルミ : 『ごめーん、待った~★ って1度は言ってみたい台詞だよな!』
筒形 クルミ : 額の汗を拭い、息を整える。
岡野 ヨウタ(GM) : 「そうだな。じゃあ、オレも、今来たところだよ」
筒形 クルミ : 『そ、そっか……むぅ……』
筒形 クルミ : 『いや、どーでもいいことならスラスラと毒吐くみたいに言えるんだが…』
岡野 ヨウタ(GM) : 「らしくないな」
筒形 クルミ : 『ヨータくん、月夜杯のペア―、もう……決めちゃった?』
岡野 ヨウタ(GM) : 「全く。オレはモテないらしい」
筒形 クルミ : 『そ、そっか! むふふ…そんなモテないヨータくんに朗報だ!』
筒形 クルミ : 『パンパカパーン! なんと、この筒形 クルミちゃんが、ヨータくんの一夜のカップルになってしんぜましょー!』
岡野 ヨウタ(GM) : 「本当に朗報だ。いいのか?オレで」
筒形 クルミ : 『も、勿論サ! 何回か忍務を一緒にしてて頼りになったし、同じ銭ゲバなトコが話が合って過ごしやすかったし……』
岡野 ヨウタ(GM) : 「そう言ってくれるとうれしいな」
筒形 クルミ : 『いつもうるさいくらい明るくて笑顔が眩しくて、細身だけど腕の筋肉とか凄かったし何ならその胸板に抱かれたい……――』
筒形 クルミ : 「ん”ん”ーーっっ!!」マペットを放り投げる。
筒形 クルミ : 「はぁはぁ……」
岡野 ヨウタ(GM) : マペットを拾って渡します。
岡野 ヨウタ(GM) : 「大事な物なんだろ」
筒形 クルミ : 「ぃや………ぃい…………これは……自分のくちで…………言わなきゃだから……!」
筒形 クルミ : 「すーーー」深呼吸。
筒形 クルミ : 「岡野……ヨータくん」
筒形 クルミ : 「すき。月夜杯が……終わったあとも……私の隣にいて」
筒形 クルミ : 両腕を前に出し、頭を下げる。
筒形 クルミ : 両手には、大事そうに握った忍具「忍細工」が1つ。ヨウタくんに差し上げます。
岡野 ヨウタ(GM) : ふわっとなにか温かい物に包まれます。
岡野 ヨウタ(GM) : 「いいぜ。オレでよければ……」
筒形 クルミ : 「ほ…………ほんと…………!?」顔を上げる。
岡野 ヨウタ(GM) : すぐそばにヨウタの顔があります。
筒形 クルミ : すぐに目を逸らす。そして恐る恐る逡巡し、目を合わせる。
筒形 クルミ : 「…………私、根暗だし…………自分で喋らないし」
筒形 クルミ : 「…………割とえぐぃ借金抱えてるけど…………」
筒形 クルミ : 「それでも…………ほんとの、ほんと?」
岡野 ヨウタ(GM) : 「お前はオレの天使だ」
筒形 クルミ : 「ッッ~~~!」頬が紅潮する。
筒形 クルミ : (――すき!)2センチ踏み出す。
GM : がやがや。
生徒(GM) : 「やっと体育の授業がおわったぜ」
生徒(GM) :
「何週走らされるんだ?」
生徒(GM) : 「もうだめ……」
筒形 クルミ : 「………………続きは、月夜杯の………………あとで、ね」
岡野 ヨウタ(GM) : 「楽しみにする」我に返って距離を取ります。
岡野 ヨウタ(GM) : 顔は真っ赤です。
筒形 クルミ : 「……ふふっ」少しだけ頬を緩ませる。
筒形 クルミ : 甘い空気は、校庭の喧騒の中に融けて消えてゆきました。
筒形 クルミ : シーン終わりです! 長々とありがとうございました!
GM : はい、お疲れ様でした。
御門 ヒサコ : 素敵な、ロマンスシーンでした!!
筒形 クルミ : 1シーンにやりたいこと全部詰め込んじゃって、お付き合いいただき檄感謝です。
GM : はいー。
御門 ヒサコ : お腹いっぱい、胸いっぱい。